「…そうか、私は栃木で死ぬのか。」
世界の終焉を告げる予言がメディアを駆け巡っていたある日、栃木県の某所に集められたアイドルグループ・イブニングローリーは配信ライブとミュージックビデオの撮影のために合宿を行う予定となっていた。
ところが合宿は初日からメンバーやスタッフが失踪するトラブルが発生。日頃からメンバー間での折り合いがつかないメグ(船村恵美)は我慢の限界を迎えグループからの脱退を決意する。
翌朝、メグはメンバーの制止を振り切って合宿所を後にするが、その道中で失踪していたメンバーのハル(カヒミ晴子)の変死体と遭遇、その直後謎の怪電波に襲われたメグも自らの死を予感するが、これはその後のメグとイブニングローリーに降りかかる出来事のプロローグに過ぎなかった…。
電撃ネットワークのギュウゾウ(栃木県矢板市出身)が主宰するアイドルイベント界の”異端児”「ギュウ農フェス」と「惡の華」「片腕マシンガール」「監獄学園」などエクストリームな映画作家として名高い井口昇、「11人いる!」などのSF映画への楽曲提供でコアなファンを集める福田裕彦。それぞれの分野で”異才”を放つ3者がタッグを組んだ青春SF群像劇「IDOL NEVER DiES」がついに完成!
<ギュウ農シネマプロデュースの”栃木県産”アイドル映画!『IDOL NEVER DiES(アイドル・ネバー・ダイ)』>
制作発表の直後から大きな話題を呼んだ本作は、クランクイン前に実施したクラウドファンディング(CAMPFIRE)では、700人を越える数の支援が集まり、オーディションには総勢600名以上の現役アイドルらが参加。全てのキャストがそのオーディションから選出された。
脚本・監督を手がけた井口昇が、コロナ禍をどう生きるか?他者をどう思いやるか?という今なお世界中で起きている問題をキャストたちの熱演を通じて迫っていく本作。二転三転していく過酷な状況を乗り越えた先に迎えるラストシーンは感動すること間違いなし。
主演を務めるメグ役の桃果は、映画『人狼ゲーム デスゲームの運営人』『ほうきに願いを』などに主演する次世代若手俳優の注目株。そのメグが所属する劇中グループ・イブニングローリーのメンバーには栃木県出身の楓フウカ(クマリデパート)、中川美優(まねきケチャ)、工藤菫(アップアップガールズ(仮))、ブラジル(MIGMA SHELTER)がキャスティング。普段は決して見ることができない現役人気アイドルたちの夢の共演を実現した。
また、栃木県佐野市出身でとちぎ未来大使も務める人気ラッパーのDOTAMAも出演、劇中とライブシーンではオリジナルラップを披露する。さらにエグゼクティブプロデューサーのギュウゾウをはじめ、DJ Kei(菊池元男)、八月ちゃん、大内ライダー、俳優の佐藤貴史など、栃木県出身のキャストも多数登場。
撮影も主要カットのほとんどを栃木県内で敢行。猛暑による熱中症対策と新型コロナウイルスの感染対策に万全を施した中での過酷なロケを乗り越えた本作は、"栃木県応援イベント"を掲げるギュウ農フェスのプロデュースだからこそできた"栃木県産の青春SFライブアイドル群像劇映画"だ。